勇気がもらえる女性
私はとある業界の人材派遣の営業をしている。
社長がとっても自由にさせてくれる人なので、
こうやってのんびりブログが書けるのだ。
勿論成果は求められるけど(当たり前
私がもっと不真面目な人間だったら、そりゃぁ遊びたい放題だろうなぁ。
ともかく私は根が真面目過ぎるもので、
現在の様な忙しくない時期に手持無沙汰になると、
業界の用語集をパラパラ見たり、
お客さんの人事異動の再確認や、
その他諸々の情報の整理整頓をしたりする。
話は少しそれるが、
どうやら私は次期社長らしい。
正直、非常に、とんでもなく、荷が重い。
「将来は社長になりたい!!」「目指せ!上場!!!」
「このビジネスモデルを必ずや成功してみせる!!」
なんて、意識が高く情熱的な一定多数の若者が、まぶしい。
疲れないのか?と思う。
その情熱を少しでも分けて欲しい。
本来、私には出世欲も無ければ、一番になりたい!と思うことは微塵も無い。
只、生活出来れば良い。
どうせ働くならしっかり稼ぎたい、とは思うけど。
なのに、なんで今のポジションにいるのか、自分でも不思議である。
社長に声をかけられた時は、「ひとまずやってみるか。」くらいにしか、
考えていなかった。
自分の認識の甘さ・想像力の無さにウンザリする。
そんな保守的過ぎる&将来設計がザルな情けない私のもとに、
5月から3歳年下の女の子がスタッフとして入社する事になった。
(彼女はフリーの営業で、ウチとは別に何本か掛け持ちで仕事するらしい)
先日、彼女と簡単な打ち合わせを兼ねてお茶をした。
さわりだけを説明しただけなのに、
頭の回転が速く、本質を見抜くのが速いこと速いこと。
質問も端的で分かり易い。
一般的に、女性はマルチタスクタイプで複数の事を同時にできるが、
過程から説明が入るので、男性陣はイライラすると聞いた事がある。
彼女は完璧に、仕事面では「男脳」だ。
目標の売上の数字と、それを達成するための仕事量(月に何本増)を伝えたところ、
達成するにはどれくらいの難易度が知りたいので、
前年と比べられる資料はあるか、聞いてきた。
とにかく簡潔明瞭で、
自身の頭の中もブラッシュアップされる様で心地よかった。
そして何より勇気付けられたのが、
現社長が業界のドンなので次期社長が私なのはかなり不安だと話したら、
「現社長の看板、ドンドン使っていきましょ!」だそうだ。
なんだか出来るかどうか、ウジウジしていた私が、
随分小さく見えるなぁ。
まだやってもいないのに。やる前から何をビビッているんだろう。
とにかく、勇気がもらえた。(単純)
人の資質は年齢だけでは測れない事も、彼女に出逢って再確認できた。
ちなみに、そんなバリキャリな彼女なのに、
恋愛面では「彼氏に嫌われない様にしなきゃ・・」と、
とっても乙女なのである。本当にかわいいなぁ。